全体編

Q:enPiTとは何ですか?

「分野・地域を越えた実践的情報教育共同ネットワーク」のことで、その英語表記である Education Network for Practical Information Technologies の頭文字をとっています。最先端の情報技術を実践的に活用することができる人材育成を目指します。クラウドコンピューティング、セキュリティ、組込みシステム、ビジネスアプリケーションの4つの分野において、大学と産業界による全国的なネットワークを形成し、実践的な情報教育の普及・推進を図ります。

Q:enPiT-Embとは何ですか?

enPiTの4分野の中で、組込みシステム分野の活動のことです。九州大学と名古屋大学が連携して、組込みシステムを中核とする、付加価値の高いサイバーフィジカルシステム(CPS)を構築できる人材を育成するプログラムです。

Q:OJLとは何ですか?

On the Job Learning の略語であり、大学に在籍しながらにして実際の開発業務を体験して学ぶ教育手法です。企業で行うOJT(On the Job Training)に倣い、文部科学省の先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム「プロジェクトOCEAN」で開発されました。名古屋大学は、このOJL手法を発展させて、学生を育成します。

Q:どのような学生が対象ですか?

大学院・博士課程前期(修士)の学生が対象です。情報系以外の学科でも,情報技術について学びたい学生はぜひ参加ください。

Q:学部生は参加できませんか?

大学院へ進学を予定している4年生は,体験参加していただくこともできます。ご相談ください。

学生編

Q:どのようにすれば参加できますか?

参加申し込みの手続きについて、このウェブサイトで公開します。指導教員と相談して、参加申込み期間(2014年5月7日~6月13日)に申し込んで下さい。定員を超えた場合は、参加申込書の内容をもとに選考します。結果は、7月に連絡する予定です。

Q:学生が受講するメリットは、何ですか?

授業で学んだ知識を、実社会の問題解決に適用する実践力が身につきます。OJLでは、教員だけでなく、PM(プロジェクトマネージャ)や企業の方の指導を受けることができるというのが、他の講義にはない特徴の一つです。OJLの経験は、就職活動で企業の採用担当者にアピールできます。さらに、入社後の企業内教育の一部を先取りする指導を受けられるので、同期入社の方よりも一歩リードしたスタートが切れます。

Q:どのような能力を獲得できますか?

専門知識だけではなく、実社会の問題解決を行う実践力、コミュニケーション能力、スケジュールの自己管理能力などが身に付きます。これらの能力は、社会人基礎力または学士力と呼ばれており、企業の採用担当者が関心を持つ能力の一つです。

Q:単位が取れるのですか?

大学によって異なります。詳しくは、所属する大学の教員に問い合わせて下さい。

Q:予習や復習は、どの程度必要ですか?

OJLテーマ毎に異なります。OJLでは、何らかのソフトウェアを開発します。余裕や復習に必要な時間は、開発対象や本人のスキルによって異なりますが、一般的に、多くの成果を得たければ、それなりの時間が必要です。

Q:合宿の日程がインターンシップや学校行事とバッティングしているので参加できません。
どうすれば良いですか?

所属する大学の教員に相談して下さい。名古屋大学のenPiT-Emb事務局が、先生方と密接に連携して、代替手段を検討します。

Q:合宿の交通費や宿泊費は、自分で払う必要がありますか?

平成26年度は、合宿の交通費や宿泊費の負担を学生に求めません。

Q:PMや企業の方と話すのは苦手ですが、大丈夫ですか?

もちろん大丈夫です。PMや企業の管理職は、新入社員の指導経験が豊富ですので、安心して下さい。企業の方と話す経験は、就職活動の時に役立つはずです。

Q:OJLで開発するテーマを修士論文の研究テーマにすることができますか?

大学や担当教員によって異なります。詳しくは、所属する大学の教員に問い合わせて下さい。

Q:就職活動と両立できますか?

これまでenPiTに参加した先輩方は,両立できています。OJLが就職活動(企業説明会、試験など)と重なった場合には、PMと相談して下さい。

Q:バイト代はもらえますか?

OJLテーマによって異なります。教員にお問い合わせ下さい。

Q:就職活動に役立ちますか?

大いに役立ちます。企業の採用担当者は、社会人基礎力(学士力)に関心を持っています。OJLで鍛えられる問題解決力やコミュニケーション能力などは、社会人基礎力(学士力)の一部です。先輩たちは、OJLの経験をエントリシートに具体的に書いたり、面接時に話したりして、自己アピールしています。

Q:インターンシップとの違いは何ですか?

OJLでは、企業の方の指導だけでなく、教員や大学に所属するPMの指導も同時に受けられます。企業の方だけが指導するインターシップとは、この点が異なります。

Q:名古屋大学に行く必要がありますか?

普段の打合せや指導は、インターネットを用いて行いますので、名古屋大学に通学する必要はありません。ただし、名古屋大学で開催する成果発表会には、参加する必要があります。さらに、OJLテーマによっては、顔を合わせて打合せを行う場合があります。詳細は、OJLが開始する時に、教員やPMまでご相談下さい。

Q:PM(プロジェクトマネージャ)って何ですか?

プロジェクトの進捗に関して管理義務を負う運営責任者のことです。誰がPMを務めるかはOJLテーマによって異なりますが、企業経験や産学連携共同研究経験の豊富な名古屋大学の教員・研究員がPMを務めます。

教員編

Q:参加するメリットは何ですか?

学生に対する開発指導をPMとテーマ担当教員が行います。PMは、進捗管理、設計書、議事録などの開発文書の作成指導を行いますので、その手間を省くことができます。さらに,次のメリットがあります。

  • 企業とのパイプができるので、将来の共同研究に繋がる可能性があります。
  • 文部科学省が進めるenPiTの参加大学になるので、修士学生教育の新しい取り組みに参画できます。
  • 学生の就職時に問われる社会人基礎力の育成を、OJLを通じて行うことができます。
  • Q:参加するための条件は,何がありますか?

    組込みシステム技術を学ぶ修士課程の学生を主な対象としています。ただし、修士課程に進学予定の学部学生を対象として、プロジェクトの経験を積ませることは可能です。参加する場合には、次のような活動にご協力頂けることを条件としています。

  • 教員と学生が一緒に、OJLテーマに参加する必要があります。
  • 教員は、月1回2時間程度の月例打合せに参加する必要があります。
  • 教員は、学生の修了認定を行なって下さい。修了認定は、通常の評価に、(1)合宿への参加状況、(2)PMの報告、(3)開発成果物の評価、(4)成果発表会の内容を考慮して行なって下さい。
  • 学生は、事前に、ソフトウェア工学と組込みシステム技術の基礎について学んでいることが望ましいです。
  • Q:学生の参加申し込みは、どのようにすれば良いですか?

    参加申し込みは、名古屋大学の事務局で受け付けます。教員の皆様は、学生の相談に乗って頂き、参加申込み期間(2014年5月7日~6月13日)に、参加申込書を提出するよう学生にご指示下さい。

    Q:名古屋大学が提案するOJLテーマに学生を参加させる場合には,どうすれば良いですか?

    学生を公募しているOJLテーマに対しては、どこの大学が提案するテーマであっても申し込むことができます。通常の申込み手続きに従って、参加申込書を提出するよう学生に指示して下さい。

    Q:研究室のテーマをOJLとして学生を参加させることができますか?

    可能です。ただし、テーマに、企業が関与している必要があります。詳しくは、名古屋大学OJLスタッフ(ojl-staffnces.is.nagoya-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。なお、学生の申込みは、テーマ名を設定して公募テーマと同じ参加申込み書をご使用下さい。

    Q:単位はどうなりますか?

    OJLの単位は、参加大学のご判断にお任せします。
    名古屋大学の場合は、基本コース(M1)と発展コース(M2)を通してOJLを受講した学生に対して、産学連携実習という科目で4単位を付与しています。さらに、OJLの受講に必要な科目として、「システムプログラム特論」と「ソフトウェア工学特論」を指定しており、それらに対して、それぞれ2単位を付与しています。
    なお、「システムプログラム特論」と「ソフトウェア工学特論」に関しては、名古屋大学と単位互換協定を結んで受講して頂くことも可能です。具体的な手続きについては、お問い合わせ下さい。

    Q:教員が名古屋大学へ行く必要がありますか?

    月1回程度の月例打ち合わせは、インターネットを使って参加可能ですので、大学にお越し頂く必要はありません。TV会議システムまたはWebEXを使用して会議を行います。TV会議システムを貸与することもできますので、お問い合わせ下さい。ただし、成果発表会や、教員に直接出席して頂く会議を開催する際には、大学にお越し頂くことになります。この場合には、事前にご案内致します。

    Q:合宿の参加は必須ですか?

    基本コースでは、OJLプロジェクトのキックオフを目的として、プロジェクトメンバの顔合わせやプロジェクト計画の立案を行います。発展コースでは、成果発表会を兼ねます。ですから、学生には、合宿の全日程に出席して頂きたいですし、教員にも出来る限り出席して頂けるようご協力をお願いします。ただし、大学のご都合にも配慮致しますので、ご相談ください。

    Q:合宿の日程が学校行事とバッティングしていますが,どうすれば良いですか?

    大学のご都合を配慮させて頂きます。合宿に代える手段を相談させて下さい。

    Q:名古屋大学のPMが学生を指導すると聞きましたが、遠隔でどのようにやるのでしょうか?

    主に、TV会議システム、WebEX、電子メールを使って、名古屋大学から参加大学の学生を指導します。

    Q:必要な設備は何ですか?足りない場合は、購入する必要がありますか?

    遠隔地からの会議に参加するために、TV会議システムが必要です。名古屋大学から貸与できますので、お問い合わせ下さい。

    Q:企業との契約は、どうすればよいですか?

    大学が企業と結ぶ共同研究契約の研究目的の項に、「また、研究開発を通じて、学生に対する実践的な教育を推進する。」という一文を入れて頂ければ良いと考えます。名古屋大学では、このようにしています。

    Q:単位互換協定はどのように手続きすればよいですか?

    お問い合わせ下さい。

    Q:PMがいないのですが、どうすればよいですか?

    名古屋大学の教員・研究員がPMとしてお手伝いさせて頂くことが可能です。お問い合わせ下さい。

    Q: 参加大学Aの学生Aが、名古屋大学のOJLの指導を受けている時に事故にあった場合,保険はどのように適用されますか?

    参加大学Aでお掛けになっている保険契約に従います。多くの大学は、日本国際教育支援協会の「学生教育研究災害傷害保険」と付帯する「学研災付帯賠償責任保険」(学研災・付帯賠責)を学生に掛けています。

  • 日本国際教育支援協会
  • 学研災・付帯賠責
  • 学研災・付帯賠責の場合「名古屋大学のOJLを、在籍A大学で正課と位置づける」ことにより、保険が適用されます。すなわち、OJLでの事故(教育場所までの移動時の事故も含む)に対して、学生Aは参加大学Aで加入した学研災・付帯賠責で保証されます。

    したがって、参加大学殿は、合宿を含むOJLを正課と位置づけ下さいますよう、お願いします。なお、参加大学Aで学生に掛けられている保険契約が、上記の日本国際教育支援協会の保険契約とは異なり、OJLでの事故について保証されない場合は、ご相談下さい。

    企業編

    Q:機密性の高い開発案件でも、OJLテーマにすることが可能ですか?

    成果発表会、論文発表、学生の教育事例として公表させて頂く可能性がありますので、全てを秘密にするプロジェクトは、不向きです。

    Q:企業が参加するメリットは何ですか?

    次のようなメリットがあります。

  • 教員の指導を受ける学生が開発した開発成果物を得ることができます。
  • 先行的なソフトウェア開発、または先進的なソフトウェア開発手法を比較的少ない負担で試行できます。
  • 研究成果の取り扱い(公開するか、独占するか)は、プロジェクトごとに決定できます。成果物を公開する場合でも、企業は、開発段階から要求を出せます。
  • 大学教員との関係を構築できます。
  • 学生に企業を詳しく理解させることができます。
  • 企業の若手技術者を参加させることで、若手技術者の育成もできます。